自転車で秩父三十四箇所札所巡りをして後悔した話(1日目)




皆様、秩父三十四箇所札所巡りって聞いたことがありますでしょうか。

これは埼玉県の秩父地方にある三十四箇所の観音霊場を巡ることを言います。西国三十三箇所、坂東三十三箇所と合わせて日本百番観音に数えられているそうです。

そんな、秩父三十四箇所の札所をこの度、自転車で巡ってきました。
さて、いきなりですが、その感想はと言いますと、題名のとおりです笑
甘い考えで自転車で行くものではないです。というか、僕の考えが甘すぎました。逆に言えば、しっかりと計画していけば、自転車でも余裕を持って巡礼できるとおもいます。

今回は実際の巡礼での出来事、感想を中心に書こうと思うので、各札所の詳細を知りたい人は別の方が詳しく書かれているHP等をご覧になっていただければと思います。

自転車


僕が巡礼で使用した自転車はダホンのボードウォークという折りたたみミニベロです。ボードウォークの詳しい説明は下記をご覧ください。

折りたたみ自転車 ミニベロ DAHON(ダホン)のBoardwalk(ボードウォーク)を買った話

僕はこの他にもロードバイクを所有しています。ロードバイクの方が圧倒的に走行性がいいのに、なぜミニベロをチョイスしたかというと、以下の理由があったからです。
①札所につく度に降りる必要があるので、ミニベロの方が機動性に優れている。
ロードバイク乗りの方はわかると思いますが、ロードバイクにはスタンドがありません。そのため、自転車を止めるには電柱などに立てかけ、鍵をかける必要があります。一方、ミニベロはスタンドが付いているため自立します。つまり、止める場所を選びません。札所巡りでは、数キロお気に駐輪する必要があるので、ミニベロの方が機動性に優れている。と考えました。

②ロードバイクの方が高価
ロードバイクは高価な乗り物です。僕が所有しているものは、安い方ですが、それでもそれなりの値段がします。ちょっとコンビニに駐輪するだけでも、鍵でがんじがらめにしています。一方、ミニベロはロードバイクに比べて安価です。そのため、鍵も簡易的にしています。札所巡りでは少なくとも34回は駐輪するので、この動作の違いが大きなストレス軽減になる。と考えていました。

③オフロードを走る可能性がある
札所巡りはどの道を通らなければならないなどの決まりはありません。一応、江戸巡礼古道なるものがあります。これは徒歩で行く人たちの道ということですが、札所から札所への最短距離であることも多く、これを使うことが多いです。ただ、あくまで徒歩の人たちの道ですので、オフロードもあります。ロードバイクは読んで字のごとく、舗装されたロードを走る自転車です。オフロードはパンクの危険性が高まるため、向いていません。一方、僕の持っているミニベロは比較的頑丈なタイヤを履いています。ほぼママチャリのタイヤのような感じです。このため、オフロードも走行でき、巡礼に向いている。と考えていました。

④2日で100km。ロードバイクほどの走行性はいらない。
ロードバイクであれば、1日100kmくらいは平気で走ることができます。ロードバイク乗りの方はわかっていただけると思います。札所巡りは全長100km程度。これを2日に分けて巡る予定でしたので、ミニベロでも余裕。そう考えていました。

装備

装備は以下のような感じです。
・iPhone
主にgoogle mapを使用し、位置を確かめるのに利用しました。GPSを使用するとバッテリーの消耗が早いので、予備バッテリーをお忘れなく。

・カメラ
記録用です。今回はキャノンのコンパクトデジカメを持って行きました。カメラにこだわっている方は一眼レフなどを携行したいかもしれませんが、自転車での札所巡りでは考え直した方がよいでしょう。自転車による旅では何より軽量化が大事です。一眼レフは重すぎます。そして、今回のような巡礼はスピードが大事になってきます。あまり、一つの札所にかけている時間はありません。あくまで記録用。そう割り切った方が無難です。

・御朱印帳
1番札所で購入しました。これがなければ始まりません。

・ライト
途中、トンネルを通る場所もあるので持っていきました。巡礼道は林道で暗い場所もあるので、持っていった方が良いでしょう。

・パンク修理キット
今回は使用場面はありませんでした。

・現金
札所では現金しか使用できません。朱印代に多めに持って行きました。

・モバイルバッテリー
携帯、カメラ、ライトいずれも充電式なので大容量のものを持って行きました。

・ドリンクホルダー
ペットボトルなどは手元にあると便利です。以前紹介したドリンクホルダーで臨みました。

・鍵
盗難防止対策です。

・バック
今回は犬印のサドルバックとトップチューブバックを使用しました。

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服装

今回の巡礼は11月下旬。この頃行くのであれば、暑さから寒さまで対応できる格好で行くのが良いでしょう。上は、アンダーアーマーのコンプレッションウェアに登山用Tシャツ、モンベルのウルトラライトダウン、マムートのウィンドブレーカー。下は、CW−Xのスパッツにモンベルのストレッチパンツ(ジッパーでハーフパンツにできる)が僕のお気に入りスタイルです。というか、あり合わせでスタイリングしてます。登山用や自転車用は、コンパクトに収納できるので、荷物に制限のある自転車旅では重宝します。
靴はスニーカーで行きました。山寺は階段を登ることもあるので、ピンディングペダルなどを使用される方は歩きやすいSPDなどが無難だと思います。
11月とは言え、日差しはあるのでサングラスは持っていった方が良いでしょう。スピードが出る自転車に乗る人は手袋もお忘れなく。のんびり行く人は必要ないかもしれません。僕は持って行きませんでした。

輪行して秩父へ

さて、前置きが長くなりましたが、実際の巡礼について書いて行きます。
まずは、秩父への行き方ですが、僕は西武線で西武秩父駅まで輪行して行き、そこから自走して一番札所を目指しました。秩父へは西武特急ちちぶ、通称レッドアローを使用しました。レッドアローで輪行する時は一番後ろの席を取り、座席の後ろに自転車を置くか、デッキに置くようにします。前者の場合は、かなり座席の後ろに空間があるのでよっぽど横幅のある自転車でなければ置けると思います。

ただし、一点注意事項があります。それは、飯能駅から進行方向が反対になるということです。一番後ろに座っていたのが、飯能からは一番前になるわけです。後ろ向きに進むのはあまり気持ちよくないので、多くの人が座先を反転させますが、そうすると後ろの空間がなくなってしまうことになります。自分の後ろの席(反転前は前の席)が空いていれば、写真のように席と席の間に自転車を入れることができます。

しかし、いつもこうできるとは限らないのでデッキに置いておく方が無難だと思います。あとは、後ろ向きで進むのを我慢するかですね。ただし、これも横に乗る人がいなければの話ですね。

いざ、札所巡りへ

7時40分頃、西武秩父駅へ到着しました。

自転車をささっと組み上げ、まずは一番札所へ向かいました。一番札所までは西武秩父駅から6kmくらいです。秩父鉄道を使えば、もう少し近くこともできます。ただ、西武秩父駅から御花畑駅(秩父鉄道)まで自転車を組んで、また電車に乗るために自転車をたたむのは少し骨です。また、秩父鉄道は本数がかなり少ないので、西武秩父駅から自走した方が楽だと思います。
一番札所では御朱印帳を買い、最初の御朱印をもらいました。御朱印帳はいくつか種類がありますが、どれがいいとかはなさそうでした。好みで選べば良さそうです。一番札所では次の札所への行き方を教えてもらいました。親切心に穏やかなスタートを切ることができました。

二番札所〜九番札所

納経時間は3月1日〜10月末までは8:00〜17:00、11月1日〜2月末までは8:00〜16:00までです。いずれも昼休みが12:00〜12:30までとなっています。まずは1日目の午前中に回った札所です。特に印象深かった札所を取り上げていきます。取り上げていない札所に関しては写真で振り返ります。各札所に着いた時間帯も写真と併記しておきますので、ご参考下さい。

二番札所までが辛い!分かりづらい!

意気揚々とスタートしました札所巡りですが、いきなり難関が待ち受けていました。一番札所から二番札所までがいきなりのヒルクライム笑ロードならいざ知らず、僕のかわいいボードウォークでは歯が立ちませんでした。途中、押して歩きつつ、何とか二番札所の看板にたどり着きました。

途中、パーキングがあったため「この先や!」と坂道をズンズン下って行くこと2、3分。先程登った分をほぼ消化しきった頃、おかしな看板が。。。

??
来る途中にお寺らしきものは一つもなかったはず。。。そんなアホな。。引き返すのか、これを。。発泡注意の注意書きなんか、もはやどうでも良かったです。どうやら二番札所はパーキングの奥にあった模様。それは気づかないわけです。なんとか来た道を戻り(もちろん歩いて)、お参りを済ませました。こんなに苦労した二番札所なのに、納経所は別場所にあるという。。先が思いやられます。

電話しながら朱印

ある札所で、御朱印をお願いすると、出てきたおばちゃんは電話中。電話終わるまで待つかって思ってたら、朱印帳寄越せのジェスチャー。言われるがままに朱印帳を渡すと、電話しながら朱印を書き始めるではありませんか。日付とか間違えるんじゃないの?というこちらの心配をよそに、器用に朱印を書き上げていました。おばちゃん恐るべし。電話しながら御朱印書き上げる人初めて見ました笑

樹齢600年、見事なコミネカエデ

八番札所西善寺には、樹齢600年を誇る見事なコミネカエデがあります。今回の札所巡りでも五本の指に入る見所だと思います。今回は紅葉のシーズンに行ったので大変見ごたえがありました。埼玉県指定天然記念物だそうです。京都の紅葉もいいですが、秩父の紅葉も負けていません。人混みによるストレスもなく紅葉を楽しむことができます。

お昼ご飯


今回の札所巡りは時間との勝負の面が色濃くあります。そのため、昼食に時間をかけることができません。秩父には名物料理がたくさんありますが、今回はそれらをパスします。時間優先です。昼食を食べるのは納経所が昼休みとなる12:00〜12:30の間。この時間帯に昼食を食べられる場所で食べます。今回はローソンでした笑自転車旅ではこれでもかってくらい、コンビニにお世話になります。コンビニがあって良かった。

十番札所〜二十一番札所

お昼をパパッと済ませたら、後半戦のスタートです。2日目を楽にするためにも、できるだけ進んでおきたいところです。

メグスリノキのお茶がいただける十三番札所 慈眼寺


札所にはそれぞれ特色があります。その代表が十三番札所の慈眼寺です。慈眼寺の薬師堂は目の守り本尊として有名です。絵馬にも「め」の文字が。

境内にはメグスリノキがあり、納経所ではこのお茶をいただくことができます。

慈眼寺は西武秩父駅、秩父鉄道の御花畑駅からほど近いので、立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

お話好きなおじさん

御朱印を書いてくれる方は様々です。住職の人もいれば、先のおばちゃんのような方もいます。中には巡礼に来る人と話しをするのを生き甲斐としているような方もいます。ある札所にいるおじさんはそれはそれはお話が好きで、僕が自転車できたことを知ると、物珍しそうに話しを聞いてきました。途中、自転車の話からバイクの話になり、バイクからハイキングの話になり、ハイキングから自転車の話に戻り。。。次の参拝者の方が来るまで永遠30分くらい話しをしていました笑
先を急いでいなければ、こういう出会いも楽しいものです。今度、時間がある時にたくさん話しましょう、おじさん。

タモリさんも立ち寄った十六番札所 龍石寺


十六番札所ではNHKの番組「ブラタモリ」のロケが行われました。龍石寺は岩の上にたっているのですが、この岩が1600万年前、断層が動いたときに起きた崖崩れによって生まれたものらしいです。確かにこの岩だけ他とは異なる違和感を感じます。詳しくはブラタモリの秩父編をご覧ください。

札所巡りで一番遭遇したくないバスツアー 30分足止め

1日目も終盤。二十一番札所を参拝する時に、バスツアーの一行とブッキングしました。巡礼で一番避けるべきはこの団体です。僕が御朱印をお願いしようとすると、ツアーガイドらしき人が、20人分くらいの御朱印帳、数枚の袈裟、掛け軸を書いてもらっているところでした。こういうツアーは時間短縮のために、まとめて朱印を貰うようです。しかし、こちらはそれを待たなければなりません。結局30分程度足止めをくらいました。本当はもう1つ、2つくらいは回れる予定だったのですが、最後の最後で思わぬタイムロスとなってしまいました。ちなみに、バスツアーではこの日、9箇所の札所を回ると言っていました。時間はすでに納経所が閉まる16:00でしたが、これからまだ二箇所回るとも。ガイドさんの焦り様が非常に印象的でした。ちゃんと回れたんだろうか。。しかし、バスで9箇所とはいささか効率が悪い気もします。札所のお各寺さんはそれほど大きいものではないため、見所がたくさんあるわけではありません。御朱印を待っているお客さんたちもかなり時間を持て余している感じがありました。まぁ良し悪しだとは思いますが。

1日目の総括

1日目はここで終了です。1日で二十一番まで進むことができました。これが多いのか少ないのか。。一番札所から二番札所のヒルクライムが最もきつかったですが、それ以外は平坦なところが多く特に十番札所あたりからは各札所が密集しているので、そんなに辛くありませんでした。これくらいなら僕のボードウォークでも軽々こなせました。これなら2日目で三十四番までなんて楽勝。とその時の僕は思っていました。2日目がどうなったかは、次の記事をご覧ください。

自転車で秩父三十四箇所札所巡りをして後悔した話(2日目)

各札所の記録

7:52 西武秩父駅
8:35 一番札所 四萬部寺
9:17 二番札所 真福寺
9:32 二番札所納経所 光明寺
9:50 三番札所 常泉寺
10:07 四番札所 金昌寺
10:38 五番札所 語歌堂
11:03 六番札所 ト雲寺
11:10 七番札所 法長寺
11:34 八番札所 西善寺
12:01 九番札所 明智寺
12:44 十番札所 大慈寺
12:59 十一番札所 常楽寺
13:15 十二番札所 野坂寺
13:33 十三番札所 慈眼寺
13:45 十四番札所 今宮坊
14:11 十五番札所 少林寺
14:25 十六番札所 西光寺
14:41 十七番札所 定林寺
14:55 十八番札所 神門寺
15:09 十九番札所 龍石寺
15:29 二十番札所 岩之上堂
15:45 二十一番札所 観音寺

番外編

江戸巡礼古道




本文でも少し述べましたが、秩父三十四箇所札所巡りでは江戸巡礼古道なるものがあります。徒歩で行かれる方は、この道を通って行くことでしょう。自転車の僕もこの道を多く通りました。しかし、徒歩の道であるので車では通れない道オフロードなどが存在します。こういう道を通る時に自転車は非常に便利と言えます。

秩父札所サイクル巡礼


各札所にはこのような立看板が置いてあります。バーコードを読み込むことでラリーポイントを貯めていきます。僕もやっていましたが、この存在に気づいたのが二番札所からであったこと、三十二番札所でどうしても、立看板を見つけられなかったことから、クリアすることができていません。。

自転車のハンドル周り


巡礼中のハンドル周りです。google mapを多用していたので、携帯はハンドルに固定していました。また充電がすぐに切れるのでモバイルバッテリーも固定しています。固定にはドッペルギャンガーのマルチユースサイクルマウントを使用しました。ドリンクホルダーも同様です。携帯の右のマウントにはライトを、左のマウントにはデジカメを装着できます。ハンドル周りがガチャガチャですね笑








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