GW小笠原旅行(4日目 自転車で父島一周)




こんにちは

ゴールデンウィークに行った小笠原旅行について、全6日間を日ごとに記事にしていますが、今回はその4日目(上陸3日目)についてです。

これまでの記事はこちら
GW小笠原旅行(1日目 移動日)
GW小笠原旅行(2日目 上陸~ダイビング)
GW小笠原旅行(3日目 ダイビング&ナイトツアー)

これまではダイビング三昧でしたが、今回は海には行きません。

今回は父島を自転車で一周してきたので、それについて書きたいと思います!

父島自転車旅の方法

父島を自転車で回るためには、いくつかの方法があります。

  1. レンタサイクルを利用する
  2. 内地から自転車を持っていく
  3. 現地の人に自転車を借りる

1が一番現実的でしょうか。父島では電動アシストサイクルやシティサイクルを借りることができます。詳しくはこちら。結構な距離を移動するなら電動アシストサイクルまたはスクーターをお勧めします。その理由は後ほど。我々も一人は電動アシストサイクルを借りました。

2は輪行という手段となります。我々のうち2人はロードバイクを持っていますので、父島まで輪行をしました。父島までの輪行についてはこちらをご覧ください。

3は現地の人と仲良くなれば可能でしょうか。ちなみに、数は多くないにせよ、スポーツバイクを乗っている方をちらほら見ましたので、うまくやれば借りることができるかもしれません。

父島一周

さて、本題の父島一周です。

今回はこのようなコースで父島を一周しました。

走行距離27.2km
獲得標高807m
です。

スタートは小笠原観光です。ここで電動アシストサイクルを借ります

店員さんに聞くと、「父島は山が多いからロードバイクより電動アシスト自転車の方が速いかもよ」とのことでした。
(いやいや、おじさんロードバイク舐めてもらっちゃ困りますよ( ´∀` ))と、思ったのは懐かしい思い出です。

まずは長崎展望を目指しました。ここまでは150mほどを一気に登ります。平均斜度は7%くらい。この時点ですでにきつかったです。


長崎展望台での一枚。向こうに見えるのは兄島です。今は無人島らしいです。天気が良ければもっと眺めがよかったかもしれません。

ここからまだまだ登ります。続いては、夜明け山を目指しました。長崎展望台から、さらに133m。平均斜度は6.3%ほどでした。
前半の山場といっていいでしょう。


残念ながらガスが出ていました。この時点でかなりきつくなっていました。
そして、気づいたことがありました。
「ロードバイクより圧倒的に電動アシストの方が登れる」ということです笑
電動アシストに乗っていた友人曰く、最初の踏み込みだけしてやれば勝手にペダルを回してくれたそうです。最初は、その感覚が掴めず余分に漕いでいたようですが、コツをつかんでからは10%を超えるような坂も鼻歌混じりに登っていました。恐るべき電動アシスト。。。

電動アシストで軽快に坂道を上る


首のない二宮金次郎像も。。戦後のアメリカ占領下時にアメリカ軍の兵士が首を持ち帰ったとか。。。

ここからは、下ったり登ったりを繰り返しながら中央山を目指しました。
中央山は父島最高峰の山で、標高は319mあります。中盤の山場です。


山頂へは自転車を降りて、5分程歩いていきます。途中は亜熱帯のジャングルが広がります。


豪の跡でしょうか?父島は太平洋戦争中、防衛の要として要塞化が進んでいたので、戦跡を数多くみることができます。


山頂付近に残っていた電探(レーダー)の跡。


中央山の三角点


やはりガスでほとんど何も見えませんでした。本当だったら、眺めがいいのでしょう、残念!


北米原産のグリーンアノール外来種です。山頂付近にたくさんいました。
捕えようとしましたが、しっぽを切って逃げられました。トカゲがしっぽを切って逃げるのは世界共通なのですね。
このトカゲ、大きい割に俊敏かつ警戒心が強く、近づくとすぐに逃げます。さらに、細いロープなどによじ登ったり、ジャンプしたりとかなり運動能力が高いです。この運動能力で、虫という虫を獲りまくるそうで、グリーンアノールが入り込んでいる父島や母島では、土着の昆虫類が根絶やしにされてしまっているとか。。たしかに、トンボなどの大きい虫は見なかったです。
まだ、侵入していない島ではグリーアノールの侵入を水際で防ぐ努力がなされているそうです。


幸運なことにオガサワラトカゲも見ることができました。こちらは固有種準絶滅危惧種に指定されています。

ここからは、小港海岸を目指しました。

途中、小笠原コーヒーで有名なNose’s FarmGarden(野瀬農園)へ立ち寄りましたが、コーヒーツアー以外のお客は受け付けていませんでした。。。次来ることがあれば、ぜひ立ち寄りたいです。

小港海岸へは中央山から4.4km、標高差268mを一気に下りおります。平均斜度は-6%です。

小港海岸に着くとバス停があります。日本最南端のバス停だそうです。

このロータリーに自転車を止め、歩いて2、3分で小港海岸に到着です。海岸に入る前にはこのようなものが設置されていました。

外来種はグリーンアノールだけではありません。特にプラナリアは小笠原のカタツムリを食べてしまうため、深刻な問題になっているようです。小笠原はカタツムリは100種以上いて、そのほとんどが固有種だそうです。独自の進化を遂げているものも多く、世界的に見ても貴重な生態系を見ることができます。人間の活動でこれらの環境が脅かされてしまうのは、寂しいですね。対策を頑張っている人たちのためにも、一人一人が意識を持ちこの自然を守っていかなければならないと思います。ただ、楽しませてもらってるだけではダメですよね。

話は戻りまして、小港海岸です。天気はあいにくの曇りでしたが、美しい浜に違いはありません。小笠原に来て驚かされたのは、こんな綺麗なビーチなのに、人がほとんどいないということです。これは小港海岸に限った話ではなく、どこのビーチでも同じでした。みんな、海や山のアクティビティに出ているの出ているためだと思われますが、こんなきれいな海岸をほぼ一人占めできます。なんと贅沢!
沖縄とかであれば、確実に人でごった返しています。


右も

左も

真ん中も人がいません。まさに貸し切り。


人はいませんでしたが、エイが10枚以上いました。海水浴の際にはご注意ください。


海岸には不思議な模様の巨石がありました。調べてみると「無人岩」というそうです。世界的にみても見られるのは極めて稀だとか。

“無人(むにん)”とは小笠原の古名で,無人岩はそこから名付けられた岩石名である.無人岩は火山岩の一種で,広義には安山岩に区分されるが,普通の安山岩と比較してマグネシウムの含有量が極めて高いこと,安山岩には普通に含まれる斜長石と呼ばれる鉱物を含まずに,単斜エンスタタイトと呼ばれる鉱物を含むことで特徴づけられる.地球上で極めて稀で,特殊な岩石であり世界的に有名.小笠原諸島の無人岩は,父島列島から聟島(むこじま)列島にかけて分布し,約4800万年前に噴出したものとされている.

出典:日本地質学会HP

小港海岸を後にして、続いては境浦海岸へ向かいました。

途中、カニに遭遇。

オガサワラクロベンケイガニ。これも固有種。もはや固有種と外来種しかいねぇ笑


境浦海岸は沈没船が泳いで行ける場所に鎮座しています。
太平洋戦争中に米軍機動部隊に攻撃を受け、座礁したそうです。港もないこんな海岸になんで沈没船があるのかと思えば、父島近海で攻撃を受け、航行不能となり漂流後、今の位置に座礁したとか。いろいろと考えさせられます。
今では、漁礁となりシュノーケルスポットになっています。ゴーグル一つあれば泳いで行ける距離です。

ここで、沈没船を見ながら事前に買っておいたおにぎりなどで昼食を済ました後は、スターと地点の小笠原観光へ向かいました。電動アシスト自転車のバッテリーが10%ほどになっていたからです。登り坂に強い電動アシストとはいえ、バッテリーがなくなっては何もできません。小笠原観光では無料でバッテリーを交換してくれます。親切。

最後はウェザーステーションを目指します。
ウェザーステーションまでは、1.8kmほどですが143mを登ります。平均斜度は8.1%です。島内を一周し、すでに足が残っていない状態での坂はかなりしんどかったです。

途中、二見港を見下ろせるスポット。天気が良ければ。。。

ウェザーステーションは夕日のスポットとして有名なのですが、今回はあいにくの曇りで夕陽を拝むことはできませんでした。

最後は帰り道に宮之浜に寄り道

ここは石が多い浜でした。ウェザーステーションから向かうと登ったあとに大きな下りになります(つまり帰りは登り)。

まとめ

自転車で父島1周の旅。走行距離27.2km、獲得標高807m。しかしそれ以上の疲労感を覚えました。途中、電動アシスト自転車と競争とかしてたからだと思いますが。

疲労はなかなかなものでしたが、すごくいい思い出になりました。

自転車に限らず、車やスクーターなどで島内を一周する方法もあります。島を一周するだけで、いろいろな生き物や戦跡、景色を見ることができるので、すごくおすすめです。貸し切りのビーチにも立ち寄れます。

自転車で回るメリットは
・ゆっくり回れるため、いろいろな発見があること
・安上りなこと
・体力がつくこと
・思い出ができること

逆にデメリットは
・しんどい
・雨だときつい
・時間がかかる

と言った感じです。父島で何をやろうか迷っている方はぜひ、自転車で島内1周をしてみてはいかがでしょうか。ただ、電動アシスト以外ではかなりきついので覚悟の上、お臨みください。








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