【コケ対策】アクアリウム初心者ができるコケ対策




僕はアクアリウムを初めて1年ほどになります。

まだまだ、初心者の域を抜けませんが、日々アクアリウムを楽しんでおります。

そんな僕のアクアリウム歴は、コケとの戦いから始まりました。

初心者は必ず悩まされるというコケ問題。悪戦苦闘した日々から得られらた知見を書き記したいと思います。

水槽の立ち上げ

水槽は2016年の10月頃に立ち上げました。ブログの立ち上げ記事は以下を参考にしてください。
水槽の選定と流木の購入
流木の灰汁抜き
購入資材について
セッティング
パイロットフィッシュ導入
水槽立ち上げ 最終回

我が家で発生したコケ

立ち上げ当初から様々な苔になやまされました。

まず最初に発生したのがこれです。

水槽のガラス面をびっしりと覆いつくすようにコケが発生しています。
最初はガラス面に付着していましたが、そこから徐々に成長していき、他の水草に絡みつくようにまでなってしまいました。付着力が強く、水草についてしまうと人為的にとることは困難です。

続いて発生したのがこれです。

ラン藻類です。写真のように濃い緑色をしていて、水草にべったりとくっついています。付着力は弱く、ピンセットでつまんでやるとぺりぺりと剥がすことができます。ただし、成長が物凄く速く、除去しても2,3日でまた覆われれしまいます。ラン藻類は他の先に紹介したコケとは違い、シアノバクテリアという細菌の集合体です。

コケ発生の原因

では、コケはどのような時に発生するのでしょうか。

当たり前ですが、①コケの持ち込みがあり、②コケが生育できる環境が整っている時です。

まず①についてですが、これをゼロにすることは不可能に近いです。水草やソイル、生体を持ち込むとほぼ100%何かしらのコケが入ると考えていいと思います。コケの胞子やラン藻類などの細菌は通常、目で見ることはできません。それが爆発的に増殖して初めて人間が認知できます。キレイな水草水槽であっても、ほんのわずかにそれらは生息しているはずです。ただし、コケの生育には環境が悪いため、旺盛に増殖できず、一見コケがない水槽のように見えるだけです。

では、②のコケが生育できる環境はどのようなものでしょうか。それは、十分な栄養と光量、適切な温度やpHが整っている環境です。最も重要な栄養については後述します。
まず、光量と温度ですが、これは調節することが可能です。ただし、水草や生体を育てる場合は、飼育する水草や生体に合わせる必要があります。大抵の場合、この環境がコケにとっても最高の環境になります。コケと言えども、植物の端くれ(ラン藻類は別ですが…)なので、水草が育ちやすい環境はコケにとってもいい環境であるはずです。

続いて、pHですがpHがアルカリ性に傾くとラン藻類が発生しやすいと言われています。恐らく生育の最適pHがアルカリ性側なのでしょう。また、大抵の水草が酸性側を好むことから、アルカリ性になった水槽では水草の生育が遅くなり、ラン藻類との競争に負けてしまうことも考えられます。アルカリ性に傾く要因は以下のようなものがあります。

1.サンゴや貝殻

サンゴや貝殻はレイアウトに使用するとキレイですが、これらを水槽に入れるとカルシウム分が溶け出し、水をアルカリ性にしてしまいます。汽水域に生息する生体を飼育する場合はあえて入れることもあります。

2.生体の出すアンモニアが分解されていない

魚が出す排泄物にはアンモニアが含まれています。アンモニアはアルカリ性なため、これが水槽内で分解されないとpHがアルカリ性側に傾きます。アルカリを亜硝酸、さらに硝酸へと代謝する細菌がいるのですが、立ち上げ初期の水槽にはこれらが十分に定着しておらず、しばしばpHがアルカリ性側に傾きます。

3.水草への肥料の添加

水草への肥料の中で特にカリウムは水質をアルカリ性に傾けむけるため、注意が必要です。

4.pH上昇剤の利用

pHの低下を抑えるために使用されます。pHの上昇を懸念しているのに、わざわざ入れる人はいないと思いますが。

コケの養分

さて、ここからはコケの養分についてです。コケが繁茂する水槽はコケの養分がたくさんあることになります。

ろ過能力不足

養分が過多になる理由として、まず上げられるのがろ過能力の不足です。アクアリウムでは生物ろ過と言って、微生物をろ材などに住まわせ、微生物の力で餌の食べ残しや排泄物を分解します。排水処理場の浄化槽でも同じ原理を利用しています。

ろ過能力のキャパを超えると、栄養過多となりコケなどが生えやすくなります。特に、微生物の定着がまだ進んでいない立ち上げ初期はろ過能力が十分ではないことが多いです。

僕は、60cmロー水槽のろ過フィルターとしてGEX メガパワー 2045 というフィルターを使用していますが、立ち上げ初期はこのフィルターでは処理能力不足であったのだと思います。

植える水草不足

続いて、水草の量の話です。何度も申しますが、コケも植物です。そのため、水草が必要とする養分はコケも必要とします。

つまり、水草をたくさん植えることでコケが必要とする養分を水草に吸収させ、コケの増殖を抑制することができます。

しかし、僕は立ち上げ当初、水草の量をかなり少なくしてしまいました。理由は

1.お金がかかる
2.増殖する

からです。
水草は熱帯魚屋さんなどで購入することができますが、なかなかにいいお値段をします。あまり、たくさんの水草を買うと予算オーバーになってしまうため、躊躇してしまいました。
また、水草は増殖します。どうせ増殖するなら、少な目に植えて、増えるのを待とうと考えたのです。
その結果が、写真のような感じです。今思えば、非常に貧相です。

生体の水合わせ中の写真なので、前にチューブがあります…

対策

そこで、対策を考えました。今回はコケの養分を減らすことに注力しました。
そこで、ろ過能力を増強することと、水槽をリセットして水草をたくさん植えることにしました。

ろ過能力の増強

ろ過能力の増強は、連結していた小型水槽をフィルター化することにしました。
これまでの小型水槽は、生体を多く飼育したいとの思いから、普通の飼育水槽にしていました。
小型水槽の様子

これをフィルター化して、ろ過能力を増強しました。
小型水槽 20cmキューブ水槽のろ過フィルター化

水槽のリセットと水草の増強

続いて、コケが繁茂した水槽のリセットを行いました。基本的なレイアウトはそのままに、水草を大量に植えることにしました。

その結果がこんな感じです。コケが繁茂する前の水槽と比較するとかなり水草が増えているのがわかると思います。

さて、これらの結果どうなったかと申しますと、最初はコケの残党が出てきました。特にラン藻類が目立つようになり、またダメだったかと思いましたが、数日するとラン藻類の勢いが止まり、次第に死滅していくようになりました。
正直、何が決め手となったのか、わかりません。ろ過能力アップと水草の増強の両方が利いたのだとは思いますが、とにかく今では水草の勢力が旺盛で苔は一切見当たらなくなりました。ろ材と使用したパワーハウスがやや酸性側に水質を傾ける性質があるようなので、これも寄与したのかもしれません。

ちなみに、一連の作業による生体の脱落はありませんでした。

まとめ

コケとの闘いを振り返ってみました。

コケの発生する要因は
①コケの持ち込みがある
②十分な栄養と光量、適切な温度やpHなどの環境が整っている

特に栄養の面が大事であり、対策を打ちやすかったです。今回は
①小型水槽をフィルター化することによるろ過能力の増強
②水槽のリセットと水草の増強
を行い、コケを一掃することができました。

コケに悩んでいるアクアリストの皆さんのご参考になれば嬉しいです。

コケは持ち込んでも撃退できます。諦めずに頑張りましょう!








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