パンダシャークローチを飼い始めて1年近くが経過したので、飼ってみて感じたことなどを書きたいと思います。
パンダシャークローチとは
パンダシャークローチはタニノボリ亜科のガストロミゾン科(Gastromyzon)に属します。近縁の種としてはボルネオプレコ、チャイナバタフライなどがいます。
よくコイの仲間とかドジョウの仲間とか書かれていますが、いずれも近からず遠からずです。分類の話になりますが、ドジョウは大きな括りをするとコイの仲間に含まれます。タニノボリの仲間も同様なので、コイの仲間であり、ドジョウの仲間でもあるわけです。
生息地は中国南部の大尭山(広西チワン族自治区)を源流とする西江の支流です。
生息域の環境は
水温:18〜22℃の亜熱帯域
水質:硬水でpH7.2〜8.2の弱アルカリ性
我が家では、水温26℃、軟水、pH6.0前後の弱酸性で飼育していますが、1年間は元気に生活しています。生息域の情報が正しいとすると、生育適合範囲が広いのかもしれません。これだけ見ると丈夫な魚と言えそうです。
大きさ
生体になると6.5cm程度になります。成長はとても早く、1cm程度の幼魚で導入したものが、半年程度で5cmほどになりました。
混泳について
我が家ではコリドラス3、ヤマトヌマエビ1、オトシンクルス2と共同生活をしていますが、いじめたり、いじめられたりということはなさそうです。活動量が割と多めなので、たまにコリドラスが邪魔そうにしていますが、執拗に追いかけたりしないので混泳向きだと思います。
餌を与えた時の様子です。複数に分けてやればコリドラスと喧嘩をすることもありません。
餌について
コリドラス用の餌、いわゆるコリタブの食いつきが良いです。どこかのHPで人工餌に慣れさすのは難しいと見た気がしますが、飼育個体いずれも餌やり初日から、食べてくれました。雑食のようで、動物性も植物性もよく食べます。
コケ取り能力
ガラス面に張り付いて、オトシンクルスよろしくコケを食べます。ただ、それほどコケ取り能力は高くないように思います。オトシンクルスのように、常にガラス面にくっついているわけではありません。たまにガラス面に張り付いてコケをつまむ感じです。どちらかというと、水槽に入れている溶岩石によくくっついているように思います。

その他
田砂をメインとした底砂で飼育していますが、たまに砂を掘ります。ヨシノボリのように完全な巣穴を掘るわけではありませんが、ちょこっと窪みができます。根張りの弱い水草水槽で飼育する場合は注意が必要かもしれません。
夜は姿が見えなくなるので、流木や岩の影で寝ていると思います。飼育の際には隠れ家を入れてあげると落ち着くかもしれません。
まとめ
飼育難易度は非常に容易であると思います。容姿も可愛いので、ぜひオススメしたい魚です。
ただ、今の所、値段が2000円程度するのが、ネックです。
また、飼育の様子など随時アップできればと思います。
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